今日は、年長スペシャルデー。
スペシャルデーというのは何かというと・・・
年長が卒園間近、「先生の力を借りずに、自分たちの力だけで一日過ごすことができるか?」ということを試す日です!
そのため、担任は今日だけは先生という立場を捨て、クラスの一員として子どもと同じ立場で過ごします。
職務放棄!?
いえいえ、もちろん、クラスの一員として、そっと陰ながら子どもたちを支えます。
でも、基本的にはあからさまに力を貸したりはしません。
あくまで、「自分たちは大きくなった!自分たちでできる!」と達成感を得てもらうのが目的です。

朝イチ、先生が「今日一日のこと」を書いておくホワイトボードも、今日は子どもの字です。
どうしても困ったときのために、写真のように「三枚のおふだ」が用意してあります。
これを使うと、3回まで、「先生を先生に戻すことができる」というものです。
さあ、このおふだの出番はあるのでしょうか!?
それぞれのクラスで、先週金曜に「今日やりたいこと」を決め、誰かが先生役になって、活動を進めていきます。
お片づけの時間も自分たちで決めて、集まって、ちょっと戸惑ったり強引だったりしながらも、一日の活動を進めていきます。
毎週月曜の、絵本の返却までやっていました。
こま!
一緒にお給食!
結局、どのクラスも、一枚もおふだを使うことすらなく、子どもたちの力で、遊び、生活などをやりきることができました!
給食も、片付けも、ケンカが起きても、先生の力を借りずに一日を過ごすことができました。
先生たちも、時には口を出したくなるのをぐっとこらえて、子どもたちを信じて一日を過ごしたことでしょう。
そしておそらく、「先生」をやる一日より、ずっと疲れたことでしょう・・・!
子どもたちは
「あー、楽しかった!」
「先生、これからも子どもでいいよ!?」
などと、「自分たちでやったぜ!」という達成感を感じているようでした。
一日終わって、ある女の子のひとこと。
「自分たちで考えて、自分たちで決めて、好きなことができるって、楽しい」
究極の答えだと思います。
まもなく卒園。
一日一日、「自分たちは大きくなった!」を感じていきます。
うん。本当に大きくなりました!
さあ、明日は卒園式の練習です。どんな姿を見せてくれるのでしょうか?
ユウシ