今日は、用務員的な作業をしていたのであまり保育的な写真がありません!
なので、先日の避難訓練の様子を少し。

先週金曜の避難訓練では、久しぶりに「緊急地震速報」を使っての訓練を行いました。
もちろん、先生も園児も、全員抜き打ちでの訓練です。
写真に写っている、図書ボランティア「さるさる一座」のみなさんも活動した直後でしたが、同じく抜き打ちで訓練に参加していただけました。
緊急地震速報は、園が設置している機器で、機能としては、震源近くで地震(P波、初期微動)をキャッチし、位置、規模、想定される揺れの強さを自動計算し、地震による強い揺れ(S波、主要動)が始まる数秒~数十秒前に、自動で園内放送を使って地震速報を知らせてくれるものです。
今回はその機器の試験放送機能を使っての避難訓練。
突然放送が入り、機械の声で「緊急地震速報です、あと○秒で揺れます」というアナウンスが。
そうしたら、その秒数によって「すぐに園庭に避難」「机の下に隠れる」「シェイクアウトの姿勢をとる」などの対応をします。
(※シェイクアウトの姿勢についてはこちら)
地震の場合は、火事よりもその場の応用的判断が必要なので、難しく、だからこそ訓練の回数をしっかり重ねておくことが大切だと考えています。
今回は、「揺れまで残り13秒」という設定でやりましたが、久々だったこともあって、中には危ないタイミングで移動してしまった子がいたり、火事と間違えて行動してしまった子もいました。
しかし、多くの子が、近くに先生がいなくても避難場所に移動するなど、今までの避難訓練の成果を感じられる動きをしてくれました。
先生たちも、「火事のときは扉を閉め切るが、地震の時は開けておく」などの判断を、冷静にみんな間違えず行うことができました。
避難場所への移動も素早く、写真のように、話もしっかりと聞いてくれました。
そして今回の訓練で間違えてしまったことを振り返り、改めて、地震の時はこうする、という話を確認し、シェイクアウトの姿勢の練習も行いました。
今回の地震に対する避難訓練も、実践的に行うことができたと思います。
いくらいい保育をしても、いざというときに先生たちが子どもたちを、そして子どもたち自身が自分たちを守ることができなくて、命を失わせてしまってはどうしようもありません。
これからも、避難訓練を「全ての保育活動のうち最も優先される活動」として、しっかり取り組んでいきたいと思います!
ユウシ