みずいろぐみさん、おみこしのドラゴンに、昨日みんなで話し合って決めた色を塗っていました。
何か…になっていたんですが、何かよくわかりませんでした…が、勢いがすごくて面白かったのでついパチリと撮ってしまいました。
チンドン屋さん的な感じだったのかな?
年中さんは、本番の開会式入場で使うキラキラの花火を作っていました。
そして、年長はリレーをやりに、花園へ。
いつも、最後に僕が話をするんですが、今日は、走り終わったあと
「もう、リレーやらなくていいんじゃない?」
と子ども達に投げかけました。
いくつか理由はあります。
前回、自分達で「入場から退場まで真剣にやる!」と決めたはずなのに、その気持ちが感じられなかったこと。
あるクラスの子が、3位になったあとの順位発表で、「あーあ、どうせそうだと思った。あー、3位でよかった」と言ったこと。
そして、走る前、いつも泣けてしまって走れない子について「どうせ走らないでしょ・・・あーあ、最低」と言う声が聞こえたこと。
もちろん、どれも理由があります。
その言葉が、その言葉になる前の、その子の心があります。
本心そのものを言葉にしているとは限らない。
悔しさや、思うようにならなさから出た言葉かもしれない。
大切なのは、その心。それを先生は受け止めなければならない。
それでも僕は悲しかった。
だから、その思いを伝えました。
「いやだ!リレーやる!」
「やりたい!」
との声が、すぐに聞こえました。
僕は伝えました。何でそう思ったかを。
「ただ走れればそれでいい?
三位でよかったの?
一位になりたかったんじゃないの?
真剣にやらなくても、一位になれるの?」
「走れなかった子、泣けてしまった子には、今は先生にもわからないけど、色々な気持ちがあると思うよ。
だから走れなかったんだと思うよ?
それは、みんなにとってどうでもいいことなの?
自分だけががんばれればいいの?
それで、勝てるの?
リレーは、ひとりで勝てるの?
力を合わせるんじゃなかったの?
今日は、力を合わせたって言える?」
「お部屋に帰って、クラスのみんなで、よく考えて。
それで、リレーやるかどうか、決めよう」
シーンと、真剣な雰囲気で、話は終わりました。
そしてお部屋に帰っていく年長さん。
入れ替わりに、今度は年中さんがかけっこの練習をしました。
僕は年中さんと一緒にいたので、お部屋でどういう話し合いが行われたかは、居合わせられませんでした。
ですが、年長さんと一緒にいた主任いわく、「いい話し合いができた」とのことでした。
走れなかった子の気持ちをみんなで考えて、聞いて、どうしてほしいか、どうしたら走れるか、またまたみんなで考えて。
色々な子が、思いを出し合いぶつけ合い、そして、みんなでひとつの答えを出す。
そういう日になりました。
「ドキドキしちゃうから」「負けるのがいやだから走りたくない」
走れなかった子の、そんな気持ちを受けて、みんなで考えた練習方法、解決方法は
「みんなで気楽に楽しく走ることからはじめようよ!」
「鬼ごっこがいいんじゃない!?」
大人には思いつかない、そんな方法。
給食のあと、そのクラスはまた花園へ。
そして、最初は思いっきり、鬼ごっこ!
さっき走れなかった子たちも、仲間と一緒に、走り回っています。
「速いじゃん!これでもう、走れるよ!」
そして、クラスで紅白戦を行うことに。
さっき走れなかった子も、列に並んでいます。
と、今度は違う子が、練習中に友だちと頭をぶつけて、
「もう走りたくない」と言います。
「どうしたらいいと思う?」先生が投げかけると
「みんなで呼ぼう!せーの!○○ちゃーん!!」
みんなで呼びかけます。
それでも来れないと分かると、何人もの子が、その子を励ましに、呼びに駆け寄っていきます。
結果、その子もリレーをやる気になることができました。
そして紅白戦。
午前のリレーでは走ることができなかった2人の子が、しっかりと走ることができ、なんと、そのチームの勝利!
「やった!」
「みんなで真剣に力を合わせれば、勝てるんじゃん!」
本番4日前。
今、「みんなで」が分かりかけてきた子どもたち。
まるで夏のような暑い日。
「お帰りの時間になっちゃう!急いで戻ろう!」
そう言って、園舎まで急いで駆けていく子どもたちは、みんな笑顔でした。
どうか、本番まで、できるだけあの子たちがたくさん走れますように。
神様。お天気を。
よろしくお願いします。
さてここからはそのほかの幼稚園の様子を。
今日はサークル「ほっこりクラブ」のみなさんが、園の敷地である「いこいの広場」で、ホットドッグとヤキイモを作っていました。
火をおこして、みんなで料理して、おしゃべりしながら、いただきます。
とってもいい時間ですね!
こんな、おうちの方も楽しめる時間が、あさひこ幼稚園にはいっぱいあります。
それと、今日は雨のあと・・・
この時期、雨のあとは、出るんです。サルが。
写真中央、小さくてスミマセン。
結構な群れがいました。
雨で落ちる栗を狙って現れるんですねー。
いろんな子どもと、先生と、おうちの方と、そしてサルまで。
とってもにぎやかな幼稚園なのでした!
ユウシ