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あさひこ幼稚園の毎日

あさひこ幼稚園のブログです。毎日更新、園の日常をお知らせします。

今年度、最後の日。さようなら、またね!

お久しぶりです。
すっかり春ですね!

幼稚園って今、春休みですか?と、よく聞かれるのですが、夏や冬と違って、春は、こどもたちがお休みでも、先生はほぼ毎日、仕事をしています。
(指導要録作成などで在宅勤務をする日も含めて)
旧年度のまとめと、新年度の準備、引継ぎなど、やることは山盛りで盛りだくさんです。

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なので、こんな感じになります・・・笑
お弁当をテラスでいただきまーす。
机の上が書類だらけだから?テラスがあったかいから?
人それぞれだと思いますが!
(ちなみにこの状態で黙食です)

そして迎えた今日、3/31は、2021年度の最終日。

まずはバナナバス、今日で引取りになります。

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最終年度、故障もありましたが、長い間、園児たちを乗せてがんばってくれました!

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引き取りにきた会社の方に
「年数にしてはきれいですね、大事に乗っていただいていたんですね」
と言われ、うれしい気持ちになりました。
運転手さん、添乗員さんの毎日の管理、清掃の賜物かと思います。
普段は目立たない仕事かもしれませんが、ありがたいなぁと改めて思います。

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さようなら~!

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新しいところでも元気でねー!
(以前、ミャンマーを旅しているとき、日本の幼稚園バスの中古車が、車体のプリントもそのままに元気に走っていたのを思い出します)

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そしてやってきました新バス!
その名も

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バナナバス!
マークも入っています。

白いのに?
いやいや、「黄色のバナナの皮をむいたら、白くて甘いバナナが出てきた!」です。

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特に安全性が向上し、自動ブレーキ、白線はみだし防止などに加え
背もたれが大きくなり、いろいろなところに衝撃吸収ガードがついています。

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新バナナバス、よろしくお願いします!
僕も運転を練習しなくては・・・!

そして、今年度退職の先生は、最後の出勤日です。

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本来なら歓送迎会を開いて盛大に送り出すのですが、コロナの状況によりできないので、
今日は園で用意したお昼ご飯を食べて、歓送迎会となりました。

第三園庭を広く使って昼食にする事で、黙食ではなく、会話を楽しみながら最後の食事をとりました。

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今年度退職の3人の先生たち。学園長も退職です。
(今後はボランティアでちょくちょく遊びに来るそうです)

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そのあとは、正門付近の桜の木の前で記念写真を撮りました。

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思い思いに写真を撮ります。
撮るときだけマスクをはずして・・・笑

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退職する先生たちが、最後の挨拶でお話ししてくれた言葉たちを、一部抜粋します。
(個人的にくれた手紙からも抜粋します)

「あさひこ幼稚園の先生になれて本当に幸せです」
「なりたい自分になるためにがんばることができて、とても楽しかったです」
「いつもどんなときも暖かく受けとめてくれました」
「私の実家のような存在だと思います、実家を出てひとり暮らしするような感覚になっています」
「転職活動をしてさらに感じました、変化を恐れず、”その時”を見て柔軟に対応されること、ひとりひとりの個性を大切にして認められること、すべてに納得できる理由があって理不尽なことがないこと、それって当たり前じゃないです」
「保育者としても人としても尊敬できて、本当に保育力の宝庫みたいな人たちの近くでいっぱい学べるだけでも最高なのに、私が悩んだり息詰まって苦しくなったりするとすぐに気づいて声をかけてくれて、いっぱい泣かせてくれていっぱい認めてくれて、よくよく考えたら私がめちゃくちゃ保育されてるじゃんって思いました」
「あさひこで出会ったたくさんの人たちからの大きな愛に触れて、こどもたちみたいに自分のことが昔よりもうんと好きになれたし、自分らしさを見つけることができました」

僕は、園長として常々、思っています。
「楽しい幼稚園がつくりたい」と。
単純なようですが、僕はこれこそが究極だと思っています。

園児が楽しい。保護者が楽しい。職員が楽しい。

楽しい、と、どういうときに感じられるのでしょう?
ひとりひとりが主体であるとき。
その個性が受けとめられ、尊重されているとき。

それは、園児相手でも、職員相手でも、変わることはありません。
逆に、相手によって変わったのなら、その思いは偽物です。
こどもたちに嘘をついているのと同じです。
こどもたちを保育するのと同じことを、職員にもする。
その個性を受けとめ、尊重し、主体者でいられるよう援助し、その人の自己課題の達成を支援する。
そして、「ぼくってわたしって最高!自分大好き!」になってほしい。

上の、先生達の挨拶には、まさにそれが達成されてきた数年間が詰まっているようで、嬉しかったです。

あさひこ幼稚園では、毎年、教育課程を公開し、保護者にも配布しています。
その全16期の育ちのねらいは、幼児期のねらいですが、その後の人生にもずっと続く内容が記されていると思っています。
「なりたい自分になるためにがんばることができて、とても楽しかったです」
まさに、年長最後の16期。
自己課題の達成と、集団の課題の達成が同一のものとなっていく。
「なりたい自分になる」という自己課題が、
「この幼稚園でいい保育をする」という園の課題と矛盾せず、イコールのものとなっていく。
そのためにがんばることで、同時に達成されていく。
それが、「楽しい」。

最高だなあ、と思いました。

卒園式の日、卒園児たちに、「ここは、あなたのあさひこ幼稚園です」と伝えました。
先生たちにも、同じです。
ひとりひとり、ここは、「あなたのあさひこ幼稚園」。
主体者だから、感じられる、自分の居場所。「実家のような存在」。
また気軽に遊びにおいで、帰っておいで。
そう思います。
その時は、お客さんとしてではなく、「実家に帰ってきた人」として出迎えたいと思います。

さあ、明日から新年度!!
新しい先生も迎え、またフレッシュにがんばりたいと思います!
つまり、楽しみたいと思います。

それでは、また新年度に!

園長
(でもホントはやっぱり最後は歓送迎会で美味しいもの食べて飲んでみんなでゲームして、盛り上がって送り出したかったな~またいつか!)




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