ちょっと今日は、新型コロナ関係+通常の年度末業務で多忙を極めておりまして、ほぼ一歩も職員室を出ておらず、写真がありません。すみません。
さて、このブログを読んでいただいている皆様に、少しお伝えしたいことがあります。
昨日、他園の保護者の方から
「新型コロナウイルス関係の、あさひこ幼稚園の対応はとてもいい。うちの園もそうしてほしい」
というようなご意見が出ているという話を伺いました。
対応がいいと言っていただけるのは、もちろんとてもありがたいし、嬉しいお話なのですが…
しかし、この状況下で、どのように判断し対応するのが「本当にいい対応=正解」なのかは、正直言って、僕にもわかりません。
どの幼稚園も、限られた情報しかない中で、真剣に考え、悩み、難しい中で判断し、休園にしたり、自由登園にしたりしています。
あさひこ幼稚園は自由登園としましたが、もし、新型コロナが園内で感染したら、その対応は「結果論で」失敗ということになり、多くの方に責められることになるでしょう。
(結果論で責めることは誰にでもできます)
あさひこ幼稚園から出た文書で、僕としては大事に思っている部分が、以下の箇所です。
「登園するべきか、しないべきかは幼稚園でも判断できません。どちらが正解とは思っておりませんので、どちらの判断も尊重いたします。不確定な情報しかない状況ですので、保護者同士で異なる意見があっても、そのように尊重しあっていただけるとよいと思います」
これは、幼稚園間であっても全く同様に思います。
どれが正解かはわからないのです。
どの幼稚園も、こどものため、体の弱い方や高齢者の方のため、地域のため、命のため、考えに考えた結果として、決定していると思います。
どの決定も、どうか尊重していただけたらと思います。
(あえて言うなら、これは「どうするべきなのか、具体的な根拠はなんなのか」がほぼ全く示されないままにこのように要請が出され、無責任に「あとは幼稚園の判断に任せる」としている、この国の政治の問題だと思います。
どうか、各幼稚園を責めないでください。
おおもとの、政治について調べてみてください。そして次の選挙は必ず行きましょう…!)
こんな状況だからこそ、今は日本中のみんなで、冷静になりましょう。
トイレットペーパーをいつもより多く買う必要はありません。
マスクも、アルコール消毒も、オムツも、必要以上、大量に持っている必要はないのです。
どうすればいいのか、自分で考えましょう。
自分たちだけがよければいい、ではなく、助けあいましょう。
協力をしましょう。争わないでおきましょう。
自分とは考えの違う人を、責めないようにしましょう。
お互いを尊重することが必要です。
それが、いつもと同じ、
「こどもたちには、そんなふうに育ってほしい」
という、あさひこ幼稚園の目指す幼児教育です。
どんな状況でも、そうしていきたいなと思います。
それでは、また明日!
園長