さあ、週末は運動会。
無事に開催できますように。
本番前日の今日、年長さんは最後の練習に行きました。
グラウンドで思いっきり走る。
今日は、今までで一番、真剣で、本気の姿でした。
接戦です。毎回、かなりの接戦。
結果発表。
3位のクラスに、自然発生で他のクラスからも拍手が贈らました。
僕から、
「なんで、3位のクラスに拍手をしたのかな?」
こう聞いてみました。
「だって、がんばってたから」
「そうだよね。先生も同じように思ったよ。だから先生も拍手をしたよ。
今日は、どのクラスのどのチームも、今までで一番速かったし、すごかった。
真剣だったし、がんばってた。全力だった」
そして、初めて、今日、子どもたちにこういいました。
「だから、今日何位だったチームも、すごかったよ。
1位だからえらいとか、3位だからだめだとかじゃない。
だって、本気でがんばっているってことが、すごかったから。
みんな、それがわかったから、拍手したくなったよね。
たとえ何位だったとしても、今日のみんなは、かっこよかったし、素敵だったよ」
「何位であってもすばらしい」
それは簡単に言ってはいけない言葉だと、思っています。
「1位になりたくて、それを本気で目指してがんばってきたから」
だから、「何位であってもすばらしい」といえる今日になった、のだと思います。
安易な「何位でもいいよ」は、「どうでもいいよ」にしか、なりません。
最初は、どうでもよかった。
興味のない子も、やりたくない子もいた。
でも、毎日を繰り返す中で、友達を見る中で、みんなでやってみる中で、話し合う中で、ぶつかる中で、認め合う中で、変わっていった。
そして、みんなで、1位を目指した。
そんな子どもたちの姿を、楽しみにしていてください。
園長

※写真は、昨日のブログに書いた、卒園生の作品です。